別府市内と周辺、大分県のパワースポット
パワースポットと言われる場所に行くと、何となく元気になったり、気分が爽快になったり、心が穏やかになりますね。
宗教や風水、またはスピリチュアルな視点から見て、パワーやエネルギーを感じられ、いわゆる「気」をもらえる場所が「パワースポット」。宗教関係の人々は昔からそういうことに敏感なので、多くの神社仏閣はパワースポットに建てられ、また神社仏閣があることで、パワースポットになったりします。また、地中から強いエネルギーが生成されて自然からの気が発生する、磁場がゼロの場所や、湧水のあるところ、滝や火山地帯は、自然が作りだしたパワースポットになっています。
別府や別府周辺、大分県内にあるパワースポット、4つを紹介します。
全国4万余社の八幡様の総本宮として、全国的に有名な神社。725年(神亀2年)に応神天皇が創建したと言われます。伊勢神宮に次ぐ、屈指の神宮。宇佐の地は、畿内や出雲と同様、早くから開けたところで、「神代に比売大神が宇佐嶋にご降臨された」場所と「日本書紀」にも登場。
本殿前に有名な神木があり、手を当ててお願い事をしてお参りを続けるとパワーがもらえるという伝説があります。一度だけのお参りでも、神木に触れてみたいですね。
ここの「宇佐飴」は、神功皇后がお乳が出ないので皇子の応神天皇(八幡大神)を育てるときに、母乳の代わりに与えたものという、由緒あるお菓子。宇佐神宮の名物お土産です。
別府からは、車で約35分。(国東半島の根元の南側エリアに別府市がありますが、宇佐神宮(宇佐市)は根元の北側エリアになります)
<宇佐神宮のデータ>
住所:大分県宇佐市大字南宇佐2859
電話:0978-37-0001
行き方アクセス:
・JR日豊本線「宇佐駅」からバス・タクシーで約10分
・大分空港から宇佐神宮まで、車で約1時間
・別府から車で約35分(宇佐別府道路 宇佐IC下車)
由布川渓谷は、別府市東山「椿」~由布市挾間の約12kmに渡る、深い峡谷。流れているのは、鶴見連山に源流のある由布岳と鶴見岳の間を流れる由布川。約15mから60mの高さの切り立ったV字型断崖で、いろいろな場所から40以上あると言われる細い糸のような滝筋が流れ落ち、美しく神秘的な景観となっています。美しい渓谷で有名なチロルに例えて「東洋のチロル」ともいわれ、大分県の名勝地です。(大分百景、九州百景のひとつ)
新緑や紅葉の時期には、自然の神秘的造形美を観賞するため、また暑い季節は涼を求めて観光客が多く訪れます。毎年7月上旬の日曜日に入峡者の安全を祈願する「由布川峡谷まつり」が開催されイベントなども行われます。
由布川渓谷(または由布川峡谷)の眺めが一番いいのは、峡谷の真上に架かる吊り橋。峡谷へ降りていく猿渡入り口は、急勾配の階段が続くので注意して降りましょう。
<由布川渓谷(由布川峡谷)のデータ>
住所:大分県由布市挾間町朴木
問合せ先:0977-84-3111(由布市商工観光課)
行き方アクセス:
・JR久大本線向之原駅より車約15分
・JR別府駅から車約45分
「豊後のナイアガラ」または「大野のナイアガラ」とも呼ばれている滝で、大野川の本流に雄滝(おだき/落差100m)、大野川に流れ込む支流・平井川に雌滝(めだき/落差20m)があります。沈堕(ちんだ)の滝とは、その雄滝(おだき)のこと。遊歩道で行くことができます。
古くからの名瀑で、室町時代に雪舟が「鎮田瀑図(ちんだばくず)」という絵にしたことでも有名な滝。ただ最近は、水量が少し減ってきたとの声も聞かれます。(絵は関東大震災で焼失。狩野常信による模写が現存)
明治時代末期に発電所が建設され、大分県の産業開発の原動力となって電車を走らせたりしましたが、今は、その発電所跡があります。石造りの廃墟は何だか雰囲気があって、「私には、ここもパワースポット」という人もいます。(この石造りの沈堕発電所跡地は近代化遺産となっています。)
<沈堕(ちんだ)の滝のデータ>
住所:大分県豊後大野市大野町沈堕/県道26号線沿い
鉄輪の高台にある貴船城は、湯けむり立つ鉄輪温泉と、別府湾が一望できる絶景スポット!貴船城は昭和32年に造られたもので、狩能法眼探幽斉の屏風や数々の美術品などが展示されています。その天守閣から、別府湾や高崎山、 国東半島や遠く四国の山々まで360度の景観が望めます。
貴船城の中には、守り神である大白蛇をお祭りしています。現在3代目で、先代の大白蛇様はホルマリン漬けで天守閣前に安置されています。参拝料を払うと城内で白蛇様を頭に乗せて祈祷してくれるとか。触れることもできます。白蛇様の抜け殻を入れたお守りも販売されています。
<貴船城のデータ>
住所:大分県別府市鉄輪926
電話:0977-66-1181
料金:大人300円、子ども150円